求人はほぼ通年、他業界と比べても多く出ていますね。
でも、逆に選択肢が多く、未経験だと選び方がわからない。
そんなパターンもあるのではないかと。
あくまで目安ですが、傾向をご紹介します。
専門店系
洋食でもフレンチでも和食でも、それ専門でやってるスタイルですね。
飲食の中でも珍しく、初心者OKではない場合が多いです。
それでも、時々は若手を欲してか、経験なしでも求めるケースがあるようです。
老舗と呼ばれるような企業だと、未経験の場合は収入的に厳しくなりがち。
修行扱いみたいな雇用なので、数年は我慢が必要となります。
働き方としては、老舗ほど分業制を守っている傾向が強いです。
ホールはホール、キッチンはキッチンと分かれてますので、
どちらかに苦手意識がある人には、向いている環境かと思われます。
長時間労働で、完全に上下関係が徹底されます。
価格帯が安価でない場合が多いので、客層は比較的しっかりしている傾向も。
長く続ければ、それ相応のサービス、料理のスキルが身に付きます。
経験を積むことで、有名店などに勤めることが出来るようになったりも。
ここからチェーン店に移って、SVなどとして運営サイドにもなれたりしますね。
職人が減っていることもあり、寿司業界がここ数年、待遇改善しています。
チェーン系
ファミレス、居酒屋、回転寿司、焼き肉……一番多く求人で見るチェーン系の求人。
基本的に年齢も経験も国籍も問わず、応募することが出来るパターンがほとんど。
人が余っていることはまずないので、採用へのハードルはとても低いですね。
出来ようが出来まいが、最前線に放り込まれることは避けられません。
何はなくとも、体力があればとりあえず、普通に生活することは可能ですが。
大体の場合、何でもやらされます。
最終的にワンオペ出来るくらいに、一通り身に付けることを求められますので、
まずは経験を積みたい人にとって、無駄にはならないかと考えられます。
長時間労働かどうかはチェーン次第で、入れ替わりが激しいので上限関係は緩い。
低価格の店が多く、その分、客層も驚くほどバラエティ豊富になります。
続けることで、何でも出来る、便利な何でも屋に育ちます。
飲食界隈で転職する場合、普通に即戦力なので、転職はかなり簡単にできます。
要領が良ければ、エリアマネージャーなどに上がって、現場から脱出も狙える。
チェーン系は全般に苦戦が目立ちますが、お酒に頼らない業態はまずまずですね。
個人店系
創作居酒屋、焼き鳥屋、洋食屋など、こちらもちょこちょこ求人が出ています。
ほとんどの場合、面接の機会くらいは与えてもらえるケースが多いですね。
経営者との面談で、好き嫌いだけで合否が決まってる感が強いです。
すべてオーナー次第で物事が決まりますので、環境も待遇もオーナー次第です。
ただまあ、福利厚生は皆無、給料は手渡しなど、未だにそんな感じの所があります。
新規出店したいのか、辞めた人間の補填をしたいのかにもよりますが、
やっぱりオーナー次第で、何を求められるのかは変わってきますね。
一番、自分の店を持つには早い環境なので、独立志向がある人にはお勧め。
法令を守る店、守らない店で両極端、そして、オーナーは王様です。
価格帯は自由ですが、オーナーの知人を名乗るお客様が多く、戸惑います。
オーナーが意欲的であるなら、お店を任されます。
関係性を良好に保ち、数年間利益を出せば、お店を丸ごと貰えることも。
この中では一番、夢があるのではないかと。
複数店舗を持たないオーナーの方が、まともである可能性は高いです。
あくまで、私の経験に基づく意見ですけどね。
来年2月から4月頃にかけて、応募すると良いタイミングかと思います。