ライター

webライターの生活2

先月、唐突に始めたwebライターとしての活動。
月末が迫ってきたので、2回目の報告となります。

私と同じような駆け出しライターさんや、
ライター業に関心のある方は参考にしていただければ。
ノープランでライターを始めた人間の、
率直な考えをそのまま記しています。

あくまでも私の場合は、というお話です。
全てのwebライターに共通ではありません。

クラウドワークスとランサーズの違い

ネット上で仕事を探す場合、初心者が利用するであろう
2大クラウドソーシングサービスが、この
クラウドワークスランサーズになるでしょう。
ライターの仕事は他にもあるのですが、
使いやすさという点では敵わない印象ですね。

まず、クラウドワークスの特徴から。

案件数がランサーズより圧倒的に多い
初心者向けの案件もかなり豊富
高額な案件も割と掲載される

極端に安過ぎる案件も多い
受けてはいけない仕事も混ざっている
競争率が非常に高い

クラウドワークスは国内では最大手の存在です。
従って、案件の数がとにかく多い印象ですね。
初心者でも、あ、これなら出来そう!と思える仕事が
一定数は常時、募集されているように思います。

ただ、それだけ仕事が多いので、気を付けるべき案件も。
この辺は後述しますのでここでは割愛。

そして、なり立てライターが当然のように集まってきます。
ですから、初心者向け案件すら取り合いになります。
成約率が高いわけではないということは覚えておきましょう。
契約できるかは別問題ですが、
文字単価1.0円以上の案件も結構な割合で目にします。
今後の目標として、そうした案件の内容もチェックして、
何を学ぶべきか考えておくのも良いと思います。

続いて、ランサーズの特徴。

詳細条件が記載されている割合が高い
クライアント情報が比較的充実している
個性的な、特化型案件が目立つ

案件の数が少ないのは否めない
初心者向けの易しい案件も少ない
募集ジャンルが偏っている

全体的に、クラウドワークスよりも
募集要項に詳細な内容を記載してくれている傾向が高い。
いちいち問い合わせ→返信待ちなどが起きにくいので
応募すべきか否か、判断はしやすいのが嬉しい。

クライアント様の情報も、クラウドワークスよりは
しっかり記入されている方が多いのは安心に繋がりますね。

また、特定のピンポイントに向けた依頼も目につきます。
仮に初心者でも、その何かにたまたま精通していれば
契約を獲れる可能性が高いので、定期的に覗くと良いです。

ただ、ランサーズもかなりの大手ではありますが、
クラウドワークスと比較すると、案件数はかなり減ります。
それに伴い、当然ですが初心者向けの案件も弾が少ない。
全くの未経験だと、最初の仕事を獲得するのが難しい印象。

一例ですが、金融系、医療系など、特定の分野の案件が
集中的にまとまって出ることも多い気がします。
せっかくの新規の募集でも、この辺のジャンルは
未経験・初心者では応募してもまず通らない案件です。
応募できる仕事がない、という状況に陥ります。

受注経験が0であれば、まずはクラウドワークス。
多少なりに受注して、未経験者から初心者にランクアップ。
それからランサーズでピンポイントに得意な案件を
探してみるという流れの方がスムーズですかね。

私も併用していますが、9割クラウドワークスです。
どちらが優れているか、ではないですよ。
比較して、自分に都合の良い方を利用しましょう。
最初から片方だけだと、確実にもったいないです。

他にもライティング案件を掲載するサイトはありますが、
それらは経験者向けの案件しか出ませんので
この記事を読んでいる人には、今は必要ないです。

気を付けるべき案件とは

私たちライターも人間ですが、
クライアント側も、もちろん人間です。
どうしても、信用してはいけない方が居るのです。
その存在はネット上で以前より囁かれていましたが、
私がこの8月、3件遭遇しましたので報告します。
詳細は伏せますが、私同様の初心者へ、注意喚起です。

1件目。
初心者OK、文字数少ない、文字単価高め。個人依頼主。
条件が良い割に、応募数が少ないな、とは私も思いました。
物は試しと応募し、依頼詳細のお話を聞いてみたところ、
指定商品の販売ページの詳細、口コミを読み込んで
オリジナルのレビュー記事を書いてくれ、と。
「え?使わないで書いていいの?」
そう思いましたが、高評価でよろしくとのお達し。

いわゆる、サクラレビューの依頼でした。
これ、当然ですが禁止されている仕事に該当します。
黙ってやることも出来ますが、受注したことがばれたら
会員登録を取り消される案件です。通報してくださいね。
そのクライアント様のアカウントは現在、消えています
が、似たような文言の案件は別名義で今も出ています

2件目。
初心者OK、文字数少なめ、文字単価高め。法人依頼主。
飲食絡みの記事依頼で、ノルマなど設定はなし。
ついつい、それならば私にも出来そうだなあと、
あまり調べずに応募してしまったのですが…。
いざ、お付き合いを始めてみるとリストを共有されました。
その中から好きな記事を選んで書く、というシステム。
が、中身は飲食無関係。
クレカ、サウナ、アイドル、出会い系など雑多な一覧。
手を付けられそうな記事が何もありませんでした。
その旨、お伝えさせていただきましたが
「テストとして、最初はその中から選んでもらいます」
の一点張り。募集要項には一言もありません。

幸いというか、契約締結前にリストを共有されたので
その時点で降りさせてもらうことをお伝えしましたが…。
書きやすそうなテーマで初心者ライターを捕まえて、
安く買い叩きたいのだと思います。
テストとしてまずは1件、能力を見て継続して契約を
お願いします、という条件でしたから、
ギリギリ合格レベルなので~と、能力不足を指摘し、
条件を下げて契約させる。そう受け取りました。
意外と、20名近く応募していましたから、
何人かはそのまま契約したでしょうね。

3件目。
経験者、文字数普通、文字単価普通。法人依頼主。
1件目と似た依頼でしたが、こちらは極端に高単価ではない。
やりとりに際しても、特に違和感はなかったです。
それですっかり安心して作業を請け負ったのですが…。
納品した日を境に音信不通
1週間、何度問い合わせても一言もなし。
サイト窓口を通して返答を要請したところ
検収を拒否するというお返事がありました。
曰く、修正依頼でどうにかなるレベルの品質ではないと。
どう思います?
私のレベルは、正直、高くはないのは事実です。
でも、音信不通の意味がわからないですよね。
ダメならダメで、即日、一言返信してくれれば済む話。

クラウドソーシングは、仮払いシステムがあります。
相手が完全に音信不通などの場合は支払いされるケースも
ないではないですが、今回のように
理由をつけて受け取らないとされた場合はどうにもなりません。
取引内容まで介入はしてくれませんので。
恐らく、最初から支払する気がなかったのでしょう。
私の記事が品質不足だったとしても、0から作るより楽。
リサーチの手間を省いて、リライトすれば良い話ですからね。

収入報告

2022年8月の売上は手取りで16373円でした。(※9/25確定手取り額更新)

なんとか、先月の2倍くらいは稼げていたようです。
まだ検収していただけていない分の記事が数件あります。
8月は31日までですので、厳密には15000円と少しですかね。
この数字、皆さんはどう思いますか?

もちろん、生活できるレベルではないですね。
副業と考えても、ちょっと物足りないレベルでしょう。
でも、それでも私はまだいけるな、と踏んでいます。

私、フリーの専業webライターとしては
正直、かなり仕事を選んでいる部類だと思うんです。
言い方はアレですけど、貯金が普通にあるんですよね。
なので、生活に対する危機感がない。
実績もない、駆け出しの分際でありながらも、
なんとなく気乗りしない案件は今、応募すらしていません。
先月、選び過ぎたとか反省していたはずなのですがね。

月初は、同時進行で1日最低2件は応募を行っていました。
応募の時点で落とされるのが前提ですからね。
ただ、立て続けに不都合な案件と出会ってしまったこと。
これの影響がなかったとは言い切れないですね。
経験が少ないだけに、見分けることができない。
付き合いを始めて、初めて「おや?」ってなる。
こうしたケースが続き、応募することに
消極的になってしまったのは否定できません。

しかし、逆に言えば、消極的にしか活動しなくても
先月の倍は稼げているんですよね。
嫌な気分にはなりましたが、お陰様でというか、
怪しい案件の雰囲気はつかめたような気もしています。

それと同時に、この案件は取れる気がする。
なんとなく、それもつかめるようになってきたんです。
根拠はないのですが、今の自分が採用されるライン?
提示されているジャンルや価格帯などから
見極められる目が備わったように思います。

事実、無作為に応募していた前半よりも
応募を絞った半ば以降の方が契約を取れていますからね。
と、まあ、そういったところで、
現在は来月の収入をまた2倍にすることが目標ですね。
一気に10万!とか目指せるような世界ではないです。
でも、毎月2倍を目指すなら、実現可能な気がしませんか?

目標の立て方

丸っきりノープランだと、どうもこうもないです。
やるからには、わかりやすい目標が必要ですね。
でも、30万稼ぐ!とか、いきなりそこを目標にするのは
あまり現実的ではありません。
最終的には30万くらい稼ぎたいとしても、
まずは現実的な目標を決めて、順にクリアしましょう。

なので、私の目下の目標は
月ごとに、先月の売上を倍にしていくこと。
これだと、徐々に経験を積みながら達成が出来る。
大きな夢を持つのは良いのですが、
夢が大きすぎると、達成前に挫折します。
小さくても、目標の達成は自信に繋がりますからね。

今だけどうにかできれば良い、ということならば
必死に、寝る間すらも惜しんで書き続ければ10万円くらい
までならばたどり着けるかもしれません。
しかし、例え話になってしまいますが
文字単価0.2円程度で1日1万文字執筆、月に30万文字書いても
報酬は6万円にしかならないんです。
10万円稼ぐには、単価0.2円なら50万文字必要です。
労働の対価として見合いませんよね?
だったら、文字単価を上げる努力をした方がよくないですか?
文字単価が0.5円まで上がれば、20万文字10万円です。
日で割れば、1日7000字も書ければ達成可能ですね。
文字単価1.0円なら、当然ですが10万文字10万円ですよ?

副業だったらこれで十分と言える収入ですし、
専業であればもっと、空き時間に仕事を詰め込めます。
楽して稼げるわけではありませんが、
実績を積み上げていくことで、単価はじわじわと上がります。
単価の安い仕事でも、様々なジャンルを経験することは
結果としてはマイナスになりません。

wordpressに直接入稿する案件を、ライター活動の
最初に1件100円で受けた経験があるんですよね。
その後、同種の1件400円の案件に繋がっています。
安くとも、お金以外の経験は積んでおいて損はない。
経験したことはできる、と自信をもって言えますから。

私の来月の目標は、売上3万円を超えること。
地道に、一歩ずつ。それでも前には進んでいますよ。

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叶井 拓也

13年間、チェーン店を主に料理長・店長を歴任した元飲食人。 現職はwebライター。会社に雇われない生き方を模索しつつ、 ネットの片隅で活動中。

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