ライター

webライターの生活3

40歳からの、ノープランで始めるライター生活。
少し早いですけど、3回目の報告となります。

ライター業に興味がある、という未経験の方々や、
始めたばかりの駆け出しライターさんは参考にどうぞ。

他人が何をどうやっているのか?
こんな奴もいるんだな、程度に読んでもらえれば。

あくまでも私の場合は、というお話です。
全てのwebライターに共通ではありません。

低単価案件って本当にいらない?

webライターとして情報を取集しようとネットを徘徊すると、
様々なサイトで、低単価案件にはさっさと見切りを付けろ。
低単価案件はやりがい搾取だ、と悪しざまに言われています。

最初の1~2本だけ低単価案件をこなして実績を作ったら、
文字単価1.0円以上に切り替えろなんて推奨されていますね。

でも、私はそんなに低単価案件を不要とは思わないんですよ。

確かに、1記事100円程でwordpress直接入稿を求めたり、
修正依頼を何度もかけたりと、要求が高いものもあります。
しかし実は、1記事1000円以上を払ってくれる案件でも、
作業内容はそんなに変わらなかったりします。

だから、界隈では低単価案件を捨てろと言われているんです。
なのですが、私は低単価案件をやるべきだと思っている。

適正な報酬を支払ってくれる案件は、即戦力を求めています。
使い方がわかりません、なんてことをお話ししようものなら、
その時点で契約を打ち切られます。

一方、低単価案件のクライアント様は、大半は自覚があります。
報酬を用意できない代わりに、ライターを育てる意識がある。
参考資料を自ら探して送付してくれたり、書いた記事に対して、
動画の添削であれこれを伝えてくれる方もいらっしゃいます。

もちろん、ずっと1記事100円を続ける意味はないと思いますよ。
ただ、即時見切りを付けて、収入を得られるのか?
そこまで考えると、決してそんなことはない。

そもそも、低単価案件1~2件の実績で1.0円案件の確保は至難の業。
私は地道に単価を上げる方向で実績を作っていますが、
1.0円~案件は5件応募して1件、返事があるかどうか、くらいです。
馬鹿正直な応募文章がマイナスになっている自覚はありますけどね。
アドバイスを残されている先輩ライターさんの初心者時代とは、
現在の状況が少し違うのかもしれません。

需要と供給

低単価案件には、勉強できる以外にも利点があるんです。
それは、比較的、ノルマ的な設定が緩いものが多いという点。

私も、徐々に0.5円~の案件に切り替えている途中ではあるのですが、
体感として、0.5円~の案件あたりから、納期が短いものが増えます。
深夜に「次はこれを2日でお願いします」などと依頼されるケース。
クライアント様にもよりますが、低単価案件にこうした例はなし。
ある程度、自分の都合で任せてもらえる案件が多いのです。

そうした納期お任せ状態のような案件をいくつか抱えるメリット。
連絡待ち、という無意味な時間を潰せるんですよ。
記事作成において、判断に迷う部分が出て、質問を送るとします。
返答次第で内容が変わることもあるので、勝手には進められない。
単価が上がるほど、レギュレーションも細かくなりますので。
担当者の方がPC前に居れば、すぐに返信されることもあります。

これが、お休みなどで不在だったりすると、どうしようもない。
納品時も同じで、検収されるまで完了ではありません。
大幅な修正を依頼される可能性もゼロとは言い切れない状態で、
次の高単価案件に手を付けるのもなかなか難しい。

こうした隙間時間に、低単価案件を持っておくと都合が良い。
それほどリサーチに手間がかからないものも多いです。
慣れれば3000文字程度の依頼であれば1時間で8割型書けます。
あとは、隙間時間で微調整するくらいで納品出来ますからね。

空き時間を、無意味に遊ばせておきたくない私たちライターと、
急いではいないけど、記事を書いて欲しいクライアント様。
こうした点で需要と供給が噛み合うのであれば、
低単価案件を続けることもデメリットではないですよね。

収入報告

2022年9月の売上は手取りで51694円でした。(※10/2時点更新)

今日も含め、まだ6日残っているので40000円は超えるでしょうね。

1ヵ月かけて、40000円ってどうでしょう?
専業ライターですから、まだまだ生活できるレベルには遠いです。
ただ、副業ライターならそこそこ嬉しい収入額。

私としては、これは十分な成果ですね。
設定した目標をクリアすることが、私の目的であると言えます。
最終的には「食えるようになること」が目標ですが、
最初からそこに立とうという気は別に持っていない。
勉強しながら収入も得られるのは、マイナスではないのです。

他人から見てどうか、ではないんですよ。
自分がやれる実感を持てれば、それでいいと思っていますので。
他人の評価を気にしていたら、継続なんて不可能です。
それぞれに、自分のペースというものがあって当然。
無理をしたツケは、結局自分が払うのですからね。

先月が結局、報告時点で13000円の、着地16000円でした。
そのうえで、今月は30000円が目標でしたから、無事にクリア。

毎月、売上を倍にするという目標の設定方法でやっております。
そのパターンで行くと、10月の目標は80000円ですね。

今月、仕事量自体は先月と比べても大して増やしていません。
ただ文字単価を1段階上げた、というだけ。
下積みは大事ですが、ある程度の自信が付いたようであれば、
徐々に仕事のランクも上げなければいけません。

RPGとかがわかりやすいですね。
レベルが上がったのに、最初の街周辺でレベル上げは非効率です。
行けるところまで進んでみて、対処できない敵と遭遇。
そこが現在の自分のレベルなのだと認識すること。
対処できるギリギリな位置を新たな拠点とするのが最適でしょう。

文字単価と記事単価に時給換算

文字単価を上げることが正しい、みたいな書き方をしましたね。
でも、当然ですがそれが全てではありません。

先日、文字単価4.0円?だか、その辺の案件を見かけました。
破格の設定ですが、どんな専門分野の記事かと内容を見れば、
ちょっとした見出しの作成業務で、文字数100文字のみ
割は良いですが、1記事で400円ですよね。

この単価で依頼するわけですから、恐らく検収も厳しいはず。
修正なども要求されると考えたら、果たして高単価なのか?
1時間かかったとすれば、時給400円になるわけです。
経験があるライターの隙間時間業務としてはありですけど。

記事単価の方も考慮して案件を選ばないと、結果、稼げない。
私の現在の主力案件は0.5円~0.6円案件です。
それらの平均文字数が3000~4000字くらいになりますかね。
なので、1記事当たり1500円前後は見込めるわけです。

残念ながら、1時間で仕上げるのは今の私にはまだ不可能。
最低でも2時間はかかってしまいますから時給で750円~です。
でも、結果としては1.0円~の案件よりは効率的。

先日、1.1円案件を貰った際は、6時間もかかってしまいました。
約5000字の、リサーチ+表の作成を伴うものでしたが…。
時給換算で考えると、800円程度でしたね。
単価を上げる必要はあるが、上げたら稼げるか?
そうではない、という良い例かと思います。

文字単価が上がるほどに、あれこれ制約もかかってきます。
単純に、勢い任せで書いてもOKが出なくなりますので。
もうしばらく、私は0.5円~案件で修行が必要かな、と。
大事なのは、時給換算して割に合っているかどうか。

とはいえ、その扱うテーマが大好きだから、などの理由なら
採算度外視で受けるのもありなんですけど。
たまには、好きなものについてストレスなく書くというのも、
仕事を楽しんで続けるには必要ですからね。

長くなりましたが、10月は売上80000円を目標にやります。
これをクリアできるかどうかで、今後の動きも変わってきそう。

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叶井 拓也

13年間、チェーン店を主に料理長・店長を歴任した元飲食人。 現職はwebライター。会社に雇われない生き方を模索しつつ、 ネットの片隅で活動中。

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